中国へ訪問!実地研修するメリット3選

2021年11月22日

DX(デジタルトランスフォーメーション)を導入するにあたって、導入した際の効果や問題点を見てみたい経営者は少なくないでしょう。
日本の隣人とも呼べる中国では、DXが先進的に導入され、実証実験に加えて実用化も図られています。
当然、DX導入のノウハウや課題の蓄積も進んでいるといえます。

例えば今回のコロナウイルスに対しても感染者の追尾やAIロボットによる健康調査など、DX技術の導入による対策が功を奏し、世界的に見ても早期の感染封じ込めに成功しています。

対して、日本ではDXは黎明期といえます。
「世界競争力年鑑」によると、「デジタル競争力ランキング」で日本は27位と出遅れが見て取れます。
しかし、出遅れを逆手に取ると、既にDXが進んでいる国の問題点を研究し、最短ルートでDX化を達成するポテンシャルを秘めているともいえます。

DXはITテクノロジーを根幹にした技術です。事例研究を行なう際もテキストや動画を用いると多数の事例を確認することができ効率的です。一方で実際に現地に赴きDXの効果を実感する「実地研修」にもメリットが存在します。
「現地研修」におけるメリットは以下の通りです。

・インプット、アウトプットで効率的に知識を蓄えられる
・学んだことを現地で体験できる
・現地の起業家やビジネスマンとの直接交流ができる

特にDX先進国の中国ではその効果が高いといえるでしょう。
本記事では中国で実地研修を行なうべき理由を確認していきましょう。

1.インプット・アウトプットで効率的に知識を吸収

海外で現地研修を行なうことは、社内・国内で研修を行なう場合と比べて高い緊張感が得られ、情報の吸収率が高くなります。
また、インプット・アウトプットの面で下記の利点が挙げられます。

(1)能動的に情報収集を行なう
海外で現地研修を行なう場合、研修都市の言語や文化など、事前に調べる情報が多岐に渡ります。
結果として、研修に対して受動的でなく能動的になり学習効率の向上が見込めます。
特に中国は隣国であるため、現地の情報やDXの事例をインターネット検索で得やすく、事前調査の効率が高くなります。

(2)現地の状況を肌で感じられる
普段生活する日本と異なる環境に身を置くことで情報感度が高まります。
例えば中国では電子決済が一般的です。特に都市部だと屋台まで電子マネーでの支払いが浸透しています。
「屋台まで電子決済か…」こういった気付きや発見が情報収集の感度を高めることにつながります。

(3)研修後のフォローアップ
現地研修は終了後に社内での研修成果発表などフォローアップが行われます。
情報をアウトプットする中で知識が定着し、さらに情報の取りまとめの中で新たなアイデアにつながる場合があります。

海外での現地研修はインプットとアウトプットの連続です。得られる情報量が多いので、効率的にDXに関連する知識を得られるよう工夫をしましょう。

2.現地で学んだことをすぐに体験

中国は身近なサービスとITテクノロジーが融合したDXの事例が多く見られます。
現地研修で学習した内容について街中で体験することも可能です。

例えば深セン市では完全自動運転のロボタクシーが実用化され実際に運用されています。
AutoX社のサービスでは、特定の地図アプリからロボタクシーを呼び出すことができ、日本で体験することができない、運転手がいないドライブを楽しむことができます。

先述した電子決済も同様です。
コードを用いた決済はもちろんのこと、IT企業が多く進出している都市では顔認証による決済が一般化しています。
2017年時点ですでに、深センのケンタッキーフライドチキンでは、顔認証セルフ販売端末が設置されており、現在ではさらに普及が進んでいます。

上記はほんの一例で、ITテクノロジーと他業種が連携したDXの事例を学習すると、学んだ場所のすぐ近くで実用化された事例を確認できます。
学習に加えて、実際に体験すると、海外でDXが進んでいることが実感できるでしょう。

参考:中国で広がる顔認証決済
https://ecnomikata.com/blog/27302/

3.現地の起業家・ビジネスマンとの直接交流でマインドを吸収

中国のシリコンバレーと呼ばれる深センなど、IT化が進行する都市ではスタートアップ企業が次々に出現し、多くの起業家が活躍しています。
現地研修に赴くことで起業家から直接ノウハウを学んだり、自社のDX化について意見をもらうことができます。

DXを検討している企業にとって、起業家のマインドは参考にすべきものです。DXはIT技術を活用して企業の事業活動を根本から見直すもの。社内で1つの起業を行なうことといってよいでしょう。

社内会議で考えもつかなかったDXや経営の方針が得られる場合もあるため、現地研修を行なうことでDXの分野で先駆する中国起業家のマインドを獲得しましょう。

また、中国の起業家も特にスタートアップ企業では取引先を求めています。
協業が可能な分野であれば、新たな顧客としてビジネスを始められる可能性もあります。
中国市場は莫大な需要が内在しているため、中国市場に販路を拡大する足がかりになるかもしれません。

4.まとめ

中国で現地研修を行なうべき理由について解説しました。
深センや上海といった、ITテクノロジーが浸透した都市ではDXの事例が町中にあふれ、学習したDXを実際に体感する土壌が整っています。

さらに、スタートアップ企業の数だけ起業家が存在し、既存のビジネスモデルと異なる考え方でビジネスを進めています。
現地に赴くことで、起業家と直接対話する機会にも恵まれるので、起業家精神や新たな考え方の学習に繋がります。
DXを検討している企業が中国で現地研修を行なうことは大きなアドバンテージとなるでしょう。

記事監修者
数年前、アジアのシリコンバレーと呼ばれる深センでは、日本企業が深セン企業を視察するブームが起こっていました。その時、私は同時通訳として、日本企業視察団の人たちと一緒に様々なスタートアップや起業事例に触れる機会に恵まれました。大手日系企業で働く中で、数々の企業の創新創業のパワーに感動して、深センに進出。現在は、IngDanアカデミー編集長として、深センを拠点に、中国パートナー企業の開拓・関係強化、調査やリサーチ、最新DX情報の発信を行っています。

聂 宏静(Nie Hongjing)
IngDanアカデミー編集長
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